第78回「しごと談議」(23)「テーマ評論から雑感取りへ」

●四年ぶりに忙しくしています
 この夏あたりから、ほぼ四年ぶりに超多忙となり、取材に追われる怒涛のごとき日々を過ごしています。仕事の性格上、詳細な公開は差し控えますが、家族や友人たちは私のドタバタぶりをしり目に、「あんたらしくてええやないか」と、好意的な言葉を送ってくれます。
 昔から私は、ごくごく限られた能力の大半を、原稿書きに投入しないと、原稿が書けません。楽をすると、おまんまが食えない。その点で、仕事人間です。
 取材はとても楽しいのですが、原稿書きはすさまじく苦しい。ちょっとでも油断をしたり、他のものに気を取られると、原稿書きがはかどりません。

●「ちょいおた」と「おたおた」
 というわけで、ほっておくと、このブログはお金をいただいて書いているわけではありませんので、いつまでたっても更新されなくなってしまいかねません。
 そこで、内容を少し変更します。これまでは曲がりなりにもあるテーマを設定して、ある程度の文字量で、テーマに言及するという方法を継続してきました。いわば、お金はもらっていませんが、お金をいただいて書く原稿に近いスタイルを踏襲してきました。
 しかし、これからは、ええ加減になります。新聞で言う現場の表情をぺろっとひと撫でする「雑感」程度の早書きでご勘弁ください。その代り、なるべく間を開けずに書くよう、努力したい。テーマ評論から雑感取りへシフトしていきます。
 しばらくは雑感方式でいき、情勢が変われば、また軌道修正します。
 今、自分はこれでいいんじゃないかと思っている言葉は、「ちょいおた」と「おたおた」。どんな意味かは、次回――。