2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第67回/「ご神仏の仕事学」(13)平成の寺小屋・鎮守の森教室

●お祭りの縁日は異空間 お祭りの舞台となる地元の神社。町内を練り歩いたおみこしやだんじりの宮入神事が、祭礼のクライマックスになるケースが多いようです。 子どもたちにとって、楽しみは縁日。境内や参道に立ち並ぶ縁日はとびっきりの異空間で、心の解放…

第66回/「ご神仏の仕事学」(12)お祭りは地域の一貫教育校

●夏祭りと秋祭りの違い 読者諸賢の地元や出身地では、秋祭りは終わりましたか。わたしの住むまちでは、一般的なおみこしではなく、「地車(だんじり)」が町内が練り歩きます。 お祭りが近づくと、若者たちが公園でだんじり囃子の稽古に余念がありません。五…

第65回/「しごと談議」(16)締め切り外しの悪夢

●悪夢の舞台は昭和の編集局 私の悪夢にはふたつの定番があります。ひとつは学期末試験に落第して大学を卒業できなくなる悪夢。年に数回うなされる程度ですが、もうひとつの悪夢は、週に数回の頻度で襲来します。新聞原稿の締め切り直前になって、原稿書きが…

第64回/ご神仏のしごと学(11)赤々と窯の火が燃えるまち

●大阪ガラス発祥の地 神社仏閣は公園と同様、地域の公共スペースの役割を兼ねているため、地域ゆかりの史実や伝承にちなむ顕彰碑が建立されるケースが少なくありません。社寺めぐりの楽しみのひとつです。大阪天満宮の一隅に、「大阪ガラス発祥之地」の石碑…

第63回/ご神仏の仕事学(10)神仏連携で青空見本市を同時開催

●均一台は「幻の戦後日本思想大全集」 きょう十一日、大阪を代表する青空古本市が二か所で同時に始まりました。場所は大阪天満宮と四天王寺です。大阪の有力古書店が境内にテント張りの仮設店舗を開設し、膨大な古書を運び込んで古本ファンを待ち受けていま…

第62回/しごと談議(15)月間千キロの併走

●惨敗の要因はスイーツの誘惑 野球、ラグビーに続いて、陸上長距離競技の監督です。関西に拠点を置く社会人女子有力チームの監督に取材したことがあります。 選手が寝食をともにしている合宿所の食堂で、監督と向き合いました。監督は学生時代、箱根駅伝の花…

第61回/しごと談義(14)勝っても負けても「いい試合だった」

●練習通りにやればいい 明大運動部、ふたりの「御大」伝説、前回の島岡吉郎野球部監督に続いて、ラグビー部の北島忠治監督について書きますが、昨日、悲しいアクシデントが起きてしまいました。対抗戦の対筑波大学戦。決してたやすい相手ではないものの、開…

しごと談義(13)監督のサインは「何とかせい!」

●ふたりの御大の共通項とは 星野楽天監督、西本幸雄氏つながりで、しばらくは職業としての監督論にふれてみようと思います。 私の母校明治大学には、かつてふたりの名物監督が存在していました。星野監督も指導を仰いだ島岡吉郎野球部監督と、北島忠治ラグビ…

しごと談義(12)西本幸雄監督の引退試合

●引退試合を無料開放 楽天イーグルズを劇的優勝に導いた星野監督、三球団またいでの優勝監督は三原脩(巨人、西鉄、大洋)、西本幸雄(大毎、阪急、近鉄)両氏に続いて三人目とのことです。私は西本さんの監督引退試合を生で観戦しました。 昭和五十六年(一…