2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

第94回「しごと談義」(39)ミルク代稼ぐため塁に出なあかんねん!

●生活がかかっている職業野球 BS日テレ「久米書店」より、「意識力」の著者で元プロ野球選手の宮本慎也をゲストに迎え、久米宏、壇蜜とのやりとりを要約して――。 久米「僕はプロ野球というより、戦前の職業野球という言い方の方が好きなんです。テレビの画面…

第93回「しごと談義」(38)ことばにこだわりを持たない日本人

●言霊思想は江戸期国学者のいじましい創作 「江戸時代の国学者たちは躍起になって言霊思想をつくりあげ国粋主義を鼓吹したが、日本人はもともとことばに深い信頼感や神聖感をもっていないのである。これは日本民族が、世界でも稀な文化的、言語的、生活的な…

第92回「しごと談義」(37)「うまくいえないけど、うまくいえないっすよ」

●必死に考えた末の誠実な中間報告 もっとも心に残るテレビドラマのひとつが「前略おふくろ様」。東京の下町に生きる愛すべき人間たちのこまごまとした喜怒哀楽を、さもありなんという心のひだに染み入るようなタッチで描き続けた。 萩原健一演じる主人公のさ…

第91回「しごと談義」(36)農民・野武士・傭兵・自由人

●戦国の世を闊歩した一人四役の曲者たち 『戦国の世には領主よりの年貢の取り立てに応ずる従順な農民たるをいさぎよしとせず、武器を手にしたいわゆる野武士たちが横行した。彼らは時には一種の傭兵として、その時その時の形勢に応じて、戦争を請け負ってき…