2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
●いつも幸せそうな「氷山の一角」さんがうらやましい 「まさかこんなひどいことをするなんて」。著名人の不祥事や組織の異常事態が表沙汰になった時のよくある反応のひとつだろう。「ショック…」「あいつはブレた」「裏切られた」となる。ひいき筋の不祥事に…
●「俺は今 どこの党だと 秘書に聞き」 人が組織を形成する様子、人や組織が判断する様子に関する言葉を思いつくままに羅列してみよう。 連盟・連帯、連合(軍)、同盟(軍)、連判状、合意文書、組合、五人組、チーム、ユニット、コミュニティ、ネットワーク…
●「ドボーンと海へ落ちるやつはおらんか」 学生時代のバイト噺、今度はエキストラ出演。小松左京原作の大作「日本沈没」。朝早く都内からバスに乗せられて伊豆半島へ。日本列島が沈没する際、難民たちが船で確か朝鮮半島へ逃げるシーンの撮影だった。 「3時…
●ピンナップガールたちに晴れて入国してもらうため 鬼班長の指導の下、筆者が機械油にまみれて旋盤に向かっていたころ、楽しいバイトをこなすうらやましい連中がいた、ようだ。筆者はバイトの現場に立ち会っていないから、以下、昔のうわさ話として聞いてほ…
●精一杯の作り笑いを浮かべて「あんた学生さんだろ?」 アルバイト先の町工場で鬼班長に出会った。鬼瓦かブルドックのような容貌のベテラン旋盤工だった。旋盤はむずかしい。削る部品を旋盤にギュッと締め付けてセットするだけで、非力な筆者は腕が痛くなっ…
●99人が負けなければ優勝が決まらないから99試合 柔道大会。100人の有力選手がトーナメント方式で戦うとしよう。引き分け再試合はない。 ここで質問。優勝者が決まるまで、何試合が必要か。答えは99試合だ。たったひとりの優勝者を出すために、残り99人全員…
●「おつかれっす、何を感じてますか、全部教えて」 国際試合をテレビ観戦していて、気になる選手たちがいる。伝統的な人気競技ではスポーツの盛んな欧米の選手が強いはずだ。ところが、欧米代表でも、あっさり負ける選手がいる。データをみると自己ベストが…
●「チョコンとのせるんだよ」「ちょこんですか?」 上京した初めての夏、学生アパートの先輩の紹介を得て、渋谷の酒問屋でバイトした。坂の上り口にある大きな問屋だった。主な取引先は渋谷周辺の飲食店で、常時、数人のバイトが待機。注文が入ると、2トン…
●受験生に代わって合格発表を見て打電 学生時代の思い出を少し。記憶があいまいなところがあり、まちがっていたらごめんなさいということで。 昭和40年代、筆者が通っていた首都圏の大学では入試時期、合格電報でひと稼ぎする学生たちがいた。試験当日、地方…
●昆虫採集のように土地土地の仕事人を探しに行く 人に会って話を聞くライター稼業をこなしながら、ひとつ夢があった。この世にどんな仕事が存在するのか、調べてみたい。できれば昆虫採集のように、地球上をあちこち歩き回り、土地土地の仕事人と出会う。 許…
●機械とは無縁の事務屋にしみつくにおい 父親は工作機械メーカーに勤めていた。筆者が幼いころ、自転車で帰宅すると、機械油のにおいがした。機械のように硬いにおいだったが、嫌いではなかった。父親は事務屋だ。機械には向かわない。それでも毎日工場の一…
●退職者と町で出会う「気まずさ」と「申し訳ない」 貸衣装店チェーンの突然の店舗閉鎖で、新成人たちが晴れ着を着られない事件が起きた。起業は多産多死。当初の志とは裏腹に、世間の指弾を浴びながら退場するケースが、残念ながら後を絶たない。従業員は路…
●漫才・新喜劇から学ぶ縦横無尽の対話力 高校ラグビーは大阪対決となり、名勝負を演じた。今大会に限らず高校ラグビーで大阪勢が強いのは、なぜか。あるテレビ番組を観ていて気付いたことがある。日本代表の監督を務めたエディさんが東京の高校生チームを指…
●鬼監督・鬼軍曹・仕事の鬼 19年ぶりに決勝へ進み、21年ぶりの日本一に挑んだ。1点差の惜敗だったものの、紫紺党の満足度は尽きない。諸君の獅子奮迅だけで十分だ。競技こそ違うものの、急死が伝えられたばかりのかの同窓の闘将も、笑顔で後輩たちの敢闘を…