2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

第90回「しごと談義」(35)創業1200年のパン屋さん

●「新しくなくて悪かったな力」 雑用をしながら見たBSの旅番組。タレントが鉄道で世界各地を散策する。確かオーストリアで、モーツァルトゆかりの地方都市。パン屋さんの創業は1200年前。今も自前の水車で製粉し、300年前の窯をパンを焼いているという。 近…

第89回「しごと談義」(34)「立て板に水」VS「言い淀む」

●相手の沈黙に耐えられる記者いますか? 現象学や臨床心理の観点からすると、我々のしゃべっていることのほとんどは、自分のオリジナルではないらしい。どこかでだれかから仕入れたネタばかりで構成されている。 自信たっぷりの「立て板に水」ほど、当人の考…

第88回「しごと談義」(33)哀愁の王道をともに歩く

●哀愁系ワーカーたちのレーゾンデートル ホテルマン、商社マン、銀行マン、カメラマンなど、マンの付く表現をメディアは使わなくなった。女性労働者への配慮が働く。 サラリーマンの表現も最近はめったに見かけない。サラリーマンはビジネスパーソンに置き換…

第87回「しごと談義」(32)深夜スーパーで何?

●監督いわく「あしたは玉砕戦だ」 「真田丸」女優陣の現代風せりふ回しが「らしくない」と、一部でひんしゅくを買っているらしい。逆に、ライター仕事で原稿を書きながら、「あっ、こんな表現、使わんようになったなあ」と、感じることがある。記事作成上の…

第86回「しごと談義」(31)家康を好きになってしまいそう

●「真田丸」を攪乱する「臨場」のライバル 「真田丸」、滑り出しは悪くない。ただひとつ、困ったことがある。家康を好きになってしまいそうだ。 私は分かりやすい昭和の判官びいき男。家康は歴史上、もっとも毛嫌いする人物のひとりだったが、三谷「真田丸」…

第85回「しごと談議」(30)ぶれまくる昌幸

●七転八倒しながら「分からん」 NHK大河ドラマ「真田丸」。幸村の父昌幸がいい。真田家は四方を大大名に囲まれたしがない国衆のひとり。やむなく属した武田家が滅びた後、今度はどの勢力につくか。 迷った挙句、昌幸は息子にくじを引かせて決めようにする。…